モッシァレうチーズ

東京下町で働く58歳フェイスタオル職人・銀蔵の旅日記

今日読んだ紙媒体—二つの祖国

電車の中で比較的短期間に読みました。丁寧な記述で、状況がよくわかりました。

好みかもしれませんが、東京裁判の話が延々と続くのが、テーマが拡散しているように感じてしまうのがちょっと、というところです。以前読んだ国民航空の話も、御巣鷹山のことで1巻費やしているのがどうも違和感ありました。皆さんどう読まれているか。

二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)

二つの祖国 第2巻 (新潮文庫 や 5-46)

二つの祖国〈下〉 (新潮文庫)

 

今日読んだ紙媒体—中国株四季報

1月に出たのを今週から読み始めました。以前は興味のある会社だけ見ていたんですが、今は全部読みます。500社くらい載っていると思うんですが、読んでいくと経済の全体像が見えてきますので。

カンシーフやテンセントはやはり良い経営をしていると感じ入りました。

今日まででほぼ半分読み終えました。

中国株二季報2012年春号

今日読んだ紙媒体—理系のためのクラウド知的生産術

一般向けと思いきや、論文を読み書きする人をターゲットにした内容でした。我々には役立ちますが、これだと論文なんて扱わない読者は買ってくれるんでしょうか。

非常に具体的で、Google+、エバーノート、ドロップボックス、リメンバー・ザ・ミルク、メンデレイ、Googleドキュメント、スライドシェア、マインドマイスター、ATOKパスポートと、実践的で面白く読めました。

なかで、いくつかはすぐ使えそうなものもあり、買ってよかったかな、と。

ただ、全面的にこういったことをやるか、と言われると、ちょっとためらうところもあります。IT企業で、10年続く会社がどの程度あるでしょうか。会社には常に倒産リスクがあるし、倒産した時は顧客情報が散逸したり、預けておいたものが返って来ないとか、いろいろなことが起こるはずです。それがよくあるので、担保を取ったり、保証人をとったり、保険に入ったり、いろいろな工夫が昔からなされてきたと思うんです。しかし、ネット関連の契約では、その辺がまだまだ甘いのではないでしょうか。そのうえ、企業の寿命が短いとすると・・・・。

一つのビジネスアイデアですが、ITに特化した保険会社というのはどうでしょうか。顧客情報が流出した時に、それによる損害を保証してくれる、といったようなもの。流出させた会社は倒産しているかもしれないのであてになりません。保険会社が保証してくれる、ということになれば、今よりは安心できます。

このクラウドの話でも、秘密な研究成果をクラウドで扱うということですが、それが流出して公開されたために特許性がなくなり、大損害、ということもあり得るわけです。それをどう保証してくれるのかな、というわけです。

それも含め、いろいろ参考になり、おすすめな一冊です。繰り返しますが、論文を読み書きする研究者にピッタリです。

理系のためのクラウド知的生産術 (ブルーバックス)

 

 

 

今日読んだ紙媒体

これは面白い。ただ、この面白さは業界の外の人には伝わるでしょうか?

まったく同感なのは、東大工学部長の訓示「これから訓示を述べるから、よく聞くように。エンジニアは時間に遅れないこと、以上」と、東大工学部応用物理学科主任の卒業訓示「諸君にはなむけの言葉を贈ろう。納期を守ること。これさえ守れば、エンジニアは何とかなるものだ」

時間がきちんとした人は、それほどの能力がなくても仕事はある、時間がダメな人は多少能力があっても、サラリーマンとしてやっていけないので、おおむね仕事はなくなる、とワタシの短い人生でも感じますね。

もう少し細かく考えると、100点満点で80点までは時間で見ればよいと思います。たとえ無能な人でも時間をかけて仕事ができれば80点はつけられる。80-100の間は時間だけではだめだけれども、80あれば仕事はある。逆に、手先が器用だったり頭が回る人でも、時間がだめな場合は80つけられない。工房ではそのように評価しています。プレゼンの評価でも、発表内容ではなく、10分なら10分ちょうどだったかどうかだけで評価しています。10分ちょうどにするためには、だいぶん準備しなければなりませんからね。

さて、この本には工学部の7ヶ条が書いてあり、そのうちで一番重要なのは時間、ということですが、残りの6つのうち、5つは共感できるものでした。1つだけは同意できないところがあり、それは工学部と理学部の違いだと思いました。

工学部ヒラノ教授

 

 

 

 

 

今日読んだ紙媒体—巨富を生み出す7つの法則

特に新たに知ったことはないですが、何度確認してもよい話です。

「好きなことをやり、最も尊敬している人のところで働きなさい。そうすれば、人生で最高のチャンスを得ることができます」

「リスクとは、自分が何をやっているかよくわからない時に起こるものです」

「二番手には居場所がないんだ。二等賞の赤リボンなんかない」

「小さなことで規律を破ると、大きなことでも規律を破るようになる」

「簡単なことをやれ、ということです」

「バカでも経営できる会社を探しなさい。いずれ、そういう人間が経営者になるのだから」

「私たちは毎日、8時間から10時間、読んだり、考えたりしました」

「邪悪な人間と組んでうまくいったためしはない」

 

ウォーレン・バフェット 巨富を生み出す7つの法則

 

 

今日読んだ紙媒体–影の車

読んでも読んでも尽きない松本清張。

短編集で、他の文庫で一度読んだものも2つほど入っていました。

オチがふんわりした作品が独特で好きです。例えば。

同世代の女性社員がほぼ全部結構退職したのに、独身のまま勤め続ける女性社員。仕事に熱心なわけでもなく、「働かず休まず」のポリシーで、最小限の仕事をしながらケチをつけられないよう注意深くやっている。同じ会社の社員に金利10%で金を貸している。あるとき、若い男性社員に金を貸したところ、男性社員は金を返さず、女性社員と遊びで付き合うようになる。ただし、女性社員があまりにブサイクで年増なため、この付き合いは隠していた。女性社員の方も、遊ばれていることは分かっているので、黙っている。

このあと、男性社員が女性社員を殺すのなら平凡な展開ですが・・・松本清張はそうはいかないところがいいのです。

この男性社員は、あちこちで散財しており、結局会社のカネを800万盗んで逃げ、行方不明になる。一方、女性社員はそのころから自宅に鉢植えをたくさん買うようになる。また、自宅のアパートに特注の豪華な風呂を作っていたにもかかわらず、会社の風呂を使うようになる。1年後、女性社員は一戸建てを現金買いして、一人で引っ越す。そのとき、アパートで使っていた風呂桶に愛着があるからと、風呂桶を買い取っていく。それで話は終わりです。

つまり、こういうことでしょう。金を盗んだ男は、とりあえず女性社員のところに隠れた。ところが、女性社員は800万の金に気づき、資金回収のタイミングがきたと判断して男を殺し、風呂桶に土を入れて埋めてしまう。1年がかりで死体を骨だけにして、一戸建てを買って土や風呂桶を移動して処分する。ただし、このからくりは小説には書かれてはいません。

話の最後は、一戸建ての庭は、植物がよく育つ良い土だった、ということになっています。

トリックはともかく、この女性社員が、800万の金に気づいてあっさり男を殺してしまうところがなんとも味わい深いです。男を生かしたまま利用しようとは考えなかった、そのシビアな判断がなんとも。

影の車 (中公文庫)

今日読んだ紙媒体—社長の器

ヌルヌルした感じです。対照的な兄弟が描かれているんですが、最初は弟がいい人で兄が悪者か、と思っていると、そうでもなくて。兄はだいぶん変わった人ではあるのですが。単純でないので、面白くもあり、落ち着かず。

社長の器 (光文社文庫)

今日読んだ紙媒体—新聞社 破綻したビジネスモデル

この本は2007年に出版されています。

「新聞社 破綻したビジネスモデル」というタイトルを見たとき、紙媒体がネットに変わる話だと直感しました。

実際の内容はそういう問題意識ではありませんでした。ネットの話は少し出てきますが、それがメインの話ではなく、これからはE-ペーパーが主体になるのでは、という程度です。E-ペーパーというのは、折りたたみができるような電子媒体とのこと。

この本のメインの話題は、毎日新聞と中日新聞、産経新聞が業務提携して、読売、朝日に対抗する第三極となるべきだ、というもの。基本的に紙媒体の話です。

オイラの問題意識とは大分違う答えで、こういう見方もあるのか、と面白く読めました。むしろ、電子化が進むと多様な新聞が少ない部数(アクセス数)でたくさんできると見ているのですが・・・。だからこそ大手が必要というご意見なのでしょうか。

新聞社―破綻したビジネスモデル (新潮新書)