この本は2007年に出版されています。
「新聞社 破綻したビジネスモデル」というタイトルを見たとき、紙媒体がネットに変わる話だと直感しました。
実際の内容はそういう問題意識ではありませんでした。ネットの話は少し出てきますが、それがメインの話ではなく、これからはE-ペーパーが主体になるのでは、という程度です。E-ペーパーというのは、折りたたみができるような電子媒体とのこと。
この本のメインの話題は、毎日新聞と中日新聞、産経新聞が業務提携して、読売、朝日に対抗する第三極となるべきだ、というもの。基本的に紙媒体の話です。
オイラの問題意識とは大分違う答えで、こういう見方もあるのか、と面白く読めました。むしろ、電子化が進むと多様な新聞が少ない部数(アクセス数)でたくさんできると見ているのですが・・・。だからこそ大手が必要というご意見なのでしょうか。