今日読んだ紙媒体

これは面白い。ただ、この面白さは業界の外の人には伝わるでしょうか?

まったく同感なのは、東大工学部長の訓示「これから訓示を述べるから、よく聞くように。エンジニアは時間に遅れないこと、以上」と、東大工学部応用物理学科主任の卒業訓示「諸君にはなむけの言葉を贈ろう。納期を守ること。これさえ守れば、エンジニアは何とかなるものだ」

時間がきちんとした人は、それほどの能力がなくても仕事はある、時間がダメな人は多少能力があっても、サラリーマンとしてやっていけないので、おおむね仕事はなくなる、とワタシの短い人生でも感じますね。

もう少し細かく考えると、100点満点で80点までは時間で見ればよいと思います。たとえ無能な人でも時間をかけて仕事ができれば80点はつけられる。80-100の間は時間だけではだめだけれども、80あれば仕事はある。逆に、手先が器用だったり頭が回る人でも、時間がだめな場合は80つけられない。工房ではそのように評価しています。プレゼンの評価でも、発表内容ではなく、10分なら10分ちょうどだったかどうかだけで評価しています。10分ちょうどにするためには、だいぶん準備しなければなりませんからね。

さて、この本には工学部の7ヶ条が書いてあり、そのうちで一番重要なのは時間、ということですが、残りの6つのうち、5つは共感できるものでした。1つだけは同意できないところがあり、それは工学部と理学部の違いだと思いました。

工学部ヒラノ教授

 

 

 

 

 

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