DNA包み単層カーボンナノチューブの量子ドットとのヘテロ構造

ACS NANOの2009年11月号に出ているやけに長いタイトルの論文。

Multimodal, Nanoscale, Hyperspectral Imaging Demonstrated on Heterostructures of Quantum Dots and DNA-Wrapped Single-Wall Carbon Nanotubes

単層のカーボンナノチューブをDNAで包み、さらに量子ドットをつけたというので、作り方のレシピが載っているんジャマイカと思って読んだところ、作り方については文献23をみよ、ということで終わっていました。23番は、これも2009年発表の論文で、Smallという論文誌に載っている

Water-Soluble DNA-Wrapped Single-Walled Carbon-Nanotube/Quantum-Dot Complexes

ですね。これを読みたいですが、●●大の図書館にはないようです。ほかで見せてもらわないと。

で、作り方は載っていないとしたら何が書いてあるのかというと、測定技術の話でした。作製した「DNA包み単層カーボンナノチューブ量子ドットつき」をひとつ持ってきて、原子間力顕微鏡、顕微ラマン、蛍光顕微鏡、といった複数の方法で観察したというのです。複数の方法で観察して比べることで、いろんな情報が得られるということです。ただ、なんだかぐちゃぐちゃに寄り集まったナノチューブが見えていて、もうちょっとチューブらしく見えないのかな、という気もしました。いろいろ細かい議論もあるんですが、そこはまず、作り方から読まないと理解できないような気がしています。早急に、作り方のレシピを手に入れないと…。

関東は秘密です。

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