林伊佐緒さんの「若しも月給が上がったら」。晩年までお元気で親父っぷりを発揮されていて、以前はこの親父っぷりが嫌いだったんですが、最近はこのダンディズムがわかる気がしてきました。「若しも月給が上がったら」は昭和12年発売の軽い歌謡曲。こういう軽やかなのも歌い、「出征兵士を送る歌」も朗々と歌い、「ダンスパーティの夜」もエロく歌い、昭和のお父さんを演じきった方だったと、自分がこの歳になってつくづく感じます。まずは、おそらく昭和51年ごろのテレビ映像。マイクの使い方も参考になります。
オリジナル原盤はこちら。キーが高くて、若いお父さん。
ま、これを聴いていいと感じるようだと、いい歳なんでしょうね。