モッシァレうチーズ

東京下町で働く58歳顔本職人・銀蔵の旅日記

薬漬けの日々

昨晩はなぜか4時過ぎまでアレだったため、朝はいろいろやることがあり、ゆっくり出勤。するとお掃除スタッフwがちょうど来たので元気に拭き掃除。

明日のラマンに備えて仕込み。

なんとしても明日ラマンを終えて次に行かねばということで、ラマンだけを挿入すればすぐに終わるように原稿チェック。

培養を整理して新たに植え次ぎ。オートクレーブ数回、培地作成など。

ニューヨーク開場。DGW下げているがかかわっているひまなし。

海外鯖の会社とチャット。だいぶん放置していたので鯖が削除されていて、再立ち上げ。となったのが数分前。日本で夜のお仕事してますと、海外対応はやりやすいですわ。明日から、独自ドメインブログの作成に取り掛かります。

  • 2009/08/26(水) 02:41:00
  • 一次元に並んだ金ナノ粒子

    2009年7月1日号のNanotechnology誌掲載

    A one-dimensional network from the self-assembly of gold nanoparticles by a necklace-like polyelectrolyte template mediated by metallic ion coordination

    データベース検索で、「DNA AND AFM」と入れたら出てきたので、帰りの電車で読みました。わざわざ机に向かって読むような内容ではございません。

    どういう話かというと、1個だけの金ナノ粒子は「0次元」であるというわけです。すると、このナノ粒子をひも状に並べれば、それは「1次元」である、ということになります。

    この論文は、金のナノ粒子をひも状(1次元)にする方法を開発した、という内容です。何のため、という突っ込みもあろうかと思いますが、ナノ粒子をただ集めればぐちゃぐちゃになってしまうはずなので、それがうまいことひも状に並ぶのなら、それは価値があるということでしょう。

    やり方として、二通り提案しています。一つは、まず雲母板をP4VPという高分子(ビニルピリジンのようです)に浸して、基板表面をこの高分子でおおっておき、それをいったん硝酸銅と水で洗った後(これは電荷を与える目的)、この基板をMPA(メルカプトプロピオン酸)に結合させた金ナノ粒子の溶液につけると、なんと金ナノ粒子が基板上でひも状に並ぶというもの。

    もうひとつの方法は、まずMPAに結合させた金ナノ粒子と硝酸銅溶液を混ぜておき、さらにP4VPも混ぜてしまう。要するに基板につける前に全部混ぜる。重要なのはpHで、これをうまいこと調節すると、溶液中で金ナノ粒子がひも状になる、というのです。

    電荷をうまい具合に与えると、ただ集合するのではなく、1次元に並ぶ、ということのようです。

    いったいこの論文のどこがDNAなんだ、ということになるんですが、基本的に関係ありません。ではなぜ検索でひっかかったかというと、確かに本文中にDNAという言葉が出てくるのです。それは、過去の研究の中で、DNAを鋳型にして、DNAに沿って金ナノ粒子を並べた事例がある、ということです。金ナノ粒子を並べる研究という分野が、ある程度あるということですね。そっちを読めばよかったかも。

    さて・・・この論文を読んでいて、思わずニヤリとしたところがあります。このグループは、中国は吉林省の長春応用化学研究所の人たちです。この研究所はおいらも滞在したことがあり、夏場はクーラーいらず、●井沢なんてものじゃない快適なところです。ただ、滞在したときは冬場でして、なんとマイナス20度。コートは持って行ったんですが、「そんなんじゃだめ~~~~死ぬよ」とものすごい顔をして研究所の人が汚い防寒服を貸してくれました。

    それはいいとして、この論文の中で、雲母板をどこで買ったのか、「purchased from Linhe Street Commodity Marketplace」とあります。長春の街中の市場で買った、というわけです。実験材料というのも専門業者から買うことが多いわけですが、こういうのどかなのもよいです。

    Linheというのは漢字で書くと臨河ということになりますが、最近は長春にも日本人の駐在員など多く、リ臨河街で買い物しました、なんているブログがありますね。

    長春便り

    長春はなにしろ関東軍の司令部があったところ(建物はいまでもあります)で、日本とは縁のある街です。

  • 2009/08/25(火) 23:44:11
  • 今日のお仕事

    今日は大分体調が良くなったので、出勤後に部屋の水拭き。これは調子がいいので、これからは毎日出勤後に拭き掃除すると決めました! なにぶん部屋が狭隘(きょうあい)なもので、10分もあれば終わります。ラジオ体操をするスペースもないし、拭き掃除が健康法です!  いつまで続くか…次に体調を壊したときに終わるような気がします。

    そして懸案の原稿始末。と思ったら、あっという間に採択されました。詳細はいずれ出てきますが、これにて前の職場での残務処理がすべて終了。引き続き、現仕事場での初仕事のまとめ続行。こちらもあと少し。

    お昼どきに、秋葉原でパソ購入。最近はネットショッピングがメインですが、今回わざわざ買いに行ったのは、ヨド●シなどに比べて10万近く安いものがふと見つかったから。2,3万安いのはありがちですが、量販店と秋葉原の奥深い店とでこんなに違うケースは久しぶり。ただ、この手の店からネットで買うと、領収書がうまく取れないこともあるので、直接訪ねて手書き領収書をもらいました。あて名書きはメイド職人・銀蔵で、などと注文をつけながら…。

    その後、他のことをしながらリカバリディスクを作ったりしたが、今のところ特に不具合なし。バッタ品だと思っているのだが…。最近はプレゼンに動画を使うようになり、今までのパソコンがやや弱いので、秋のプレゼンに向けて廃スペックなものに変えました。Windows7が出ることは覚えてますとも…えぇ。

    夕方、市ヶ谷まで散歩。活動量計を試用しているが、大体今日くらいの活動で一日3000kcalくらい消費しているらしい。

    ニューヨークが開くと、DGWが上昇。あちこちしてますが、今は30ドル台で買ったところで終わっています。今は32ドル。今日は静観。

  • 2009/08/25(火) 01:40:35
  • 地雷設置しますた

    ややわかりにくいですが、この2枚の写真はメモ用の冊子の表紙と裏表紙です。

    表紙にはSHIMADZUと書いてあります。家紋みたいなのもあって、島津製作所そのものです。

    裏を見ると、EDWARDS、SHIMADZU BIOTECH、Comfort Technology (ASIA) Lmited(金福達)とあります。EDWARDSは真空装置の大手で、おいらもつかったことがあります。おおもとはたぶんイギリスではないかと思いますが、日本法人もあり、工場も日本にいくつかあります。島津バイオテックは日本の会社で、生物用の装置を作っていますので、物理でも化学でも生物でも就職の対象にはなるかと思います。最後のConfort Technologyというのがポイントで、これは中国の代理店で、おもに島津やエドワーズの製品を研究所等に小売している会社ということになります。

    島津バイオテック

    エドワーズ日本法人

    Confort Technology

    このメモ帳は、7月に山東省の威海であった会議で配られたもの。要するに金福達が会議のスポンサーになっていて、参加者にメモ帳を配ったわけです。メモ帳だけでなく、ペンとか手提げかばんとかいろいろあって、中国の代理店はかなり垢ぬけてきています。

    何が言いたいかといいますと、今このブログを見てしまった貴男は、技術サポートスタッフとして中国に住むことになるだろう、ということです。この会社が島津の装置を売る、こうした装置はアフターサービスも大事ですので、技術サポートスタッフもいるわけで、そこに日本人がいてもおかしくありません。単なる勘ですが、もうすでにいるかも・・・。

    このとき、日本のメーカーの社員として駐在するようなうまい手があれば、日本人レベルの給与、さらに海外手当付き、毎日お手伝いさんが来て掃除洗濯、運転手つき車、インターナショナルスクールに通わせた子供は日中英三ヶ国語マスター、と夢のような生活になるのですが・・・現地採用されれば、中国仕様の給与でそれなりの暮らしに…。

    いや、日本で雇われて上海あたり駐在したら、まず日本に帰る気はなくなりますよ! ただ、現地採用がほとんどになっていくだろうと思いますが…現地採用をとるか、ニーとか…

  • 2009/08/24(月) 00:52:30
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    shima1

     

    shima2

    体臭

    今日は自分でも苦になるほど体臭がひどく、といって出先でどうすることもできないのでできるだけほかの客に迷惑がかからぬようグリーン車で帰ったがとにかく車両独占状態で実に快適だった

  • 2009/08/23(日) 23:02:46
  • Ginzonable life(2)—酒がのみたい(バートン・クレーン)

    1931年(昭和6年)発売の「酒がのみたい」

    歌っているバートン・クレーンという人は、ニューヨークタイムズなどの記者だった人で、戦前も戦後も日本特派員をやっていた時期があり、戦前に滞在中にこの「酒がのみたい」を出したところヒットして、歌手と記者を兼ねていたそうです。

    酒がのみたい(バートン・クレーン)

    途中、「養老の滝がのみたい、もしなければ酒とくぅうぃ~」と聞こえるのですが、ここが酔った振りをしているようにも、外人だけに日本語発音が危ういようにも、どちらにも受け取れるような絶妙な歌いっぷりをしており、技術を感じます。歌詞自体は「もしなければ酒徳利」です。

    この録音は有名でCD化もなんどかされており、私もCDでは持っております。

  • 2009/08/23(日) 00:43:52
  • たんぱく質の摩擦

    8月14日付Science誌掲載の論文

    Protein Friction Limits Diffusive and Directed Movements of Kinesin Motors on Microtubules

    グループはドイツのドレスデンにあるマックスプランク研究所の人たち。マックスプランク研究所は各地にあって、生物系の研究をやっているところもあります。

    題目はキネシンとマイクロチューブルという、モーターたんぱく質の摩擦力を図るという、生物物理の王道を行く内容。一般的なたとえとしては、マイクロチューブルが細胞の中にある線路のようなもので、それに沿って運び屋といわれるキネシンが物質輸送をする、といったものです。

    今回の実験は、まずマイクロチューブを基板に貼り付けておきます。基板はたぶんスライドガラスに表面就職したものと思われますが、Scienceはハイレベルな論文誌で短くまとめてあり、細かいことまで書かれていないのでその辺はまた別の長文を載せるような論文誌に出ているのだと思います。

    一方、キネシンはマイクロ球(ビーズだと思いますが、これもsphereとなっているのでビーズとは訳しづらいですね)にくっつけておき、この球をマイクロチューブルの上において、光ピンセットでつまんでおきます。光ピンセットというのは、レーザーをうまい条件で物体に当てると、物体がレーザーに捕まった状態になり、レーザーの位置を変えると物体も一緒になって動いたり、逆に動かさなければ物体もそこに留めおける、という方法です。

    そして、マイクロチューブルを貼り付けた基板を動かしていくと、キネシンのついたマイクロ球は一緒になって動きたいがレーザーに捕まっている、そのうちに微妙にずれていくのでそこを解析するとキネシンとマイクロチューブルとの間の摩擦係数がも止まる、ということです。この辺は図がないと何とも説明しがたいですが。

    で結論としては、動く速度が遅く(グラフで見ると1ミクロン毎秒以下くらい?)エネルギー源がないはアインシュタインの拡散式D=kT/g(gはガンマです)に従う。速度が早いときは非線形となり、それも一様にではなくて8ナノメートルごとにズズッ、ズズッと一気に動く(こんな音はしてないでしょうがわかりやすくするため)ということです。

    繊細な実験で、8ナノメートルごとに微小なずれを観測していくという、まさに職人芸。

    さて、手前どものほうにも、実は光ピンセットの装置があるのです。これは以前いた元締め様が上記のような分野をやられていたので。これをどう活かすか、今のところ職人もおりませんのでなんともなりませんが、上記のようなことはやらないだろうとは言えますね。 

  • 2009/08/22(土) 22:28:53