モッシァレうチーズ

東京下町で働く58歳フェイスタオル職人・銀蔵の旅日記

Ginzonable life—準国歌 海ゆかば(奥田良三 version)

どうしてかわかりませんが、今はまた熱が下がっている。風ではないのかも。。。

さて、ネタ切れ防止のための新企画として
・おにぎり倶楽部
・リアルタイム求人分析
・本日の論文
に続き、

・Ginzonable life

を開始いたします。

半田健人さんが「昭和歌謡」を芸の一つとして確立されてきているのをみて、これをパクリたいという衝動に駆られていたのです。ターゲットは「前期昭和歌謡」、つまり戦前です。

というのは、ここもとようつべにどんどんと戦前のSP盤を音源とする歌曲がアップされるようになっています。これはここ1年くらいの現象です。昭和初期となると、リアルタイムでこれらの歌曲を聞いていた人はすでに鬼門に入っているか、かなりの高齢のはずで、はたしてSP盤からパソコン等に取り込んでようつべにアップするという作業をやるのか? という疑問もあり、いったい誰が何の目的でアップしているのか自体に非常に興味があります。なかなか手に入らない音源もアップされていますし。

ただし、マーケティングとしてはダメな企画で、戦後の昭和歌謡の場合はこれをリアルタイムで聞いていた人たちがまだ購買意欲の高い年齢層なわけですが、戦前の昭和歌謡となると70歳以上(戦前に20歳とすればすでに90歳)となりますので、そこにビジネスチャンスがあるとは思えません。儲けを度外視したアカデミック志向の企画ということができます。

Ginzonable lifeという名称の由来を当てた方にはあとひと箱残っている「わけありビール」を差し上げます!

記念すべき一曲目は、奥田良三版の「準国歌・海ゆかば」です。多くの人が吹き込んでいますが、奥田先生のが凛としてさわやか。

奥田良三版「海ゆかば」はこちら

奥田良三さんはドイツ滞在中に録音のリートや映画音楽、帰国後に出された山田耕筰作品や戦時歌謡など、それぞれ練りこんだ歌い方をされて、余人をもって代えがたい歌い手でした。イタリアの聖チェチーリア音楽院とドイツのベルリン音楽大学を卒業、お茶大や横国大の教授を経て昭和音大学長、と王道を行かれましたが舞台活動は亡くなる直前まで続いて、銀蔵も90年代の前半に、当時85歳超えの奥田先生のリサイタルを拝見させていただきました。晩年は晩年で年相応の歌唱法を確立されていたので、非常に感動的な舞台でありました。

  • 2009/08/21(金) 01:14:49