古臭い曲を出してくるGinzonable Lifeですが、今回だけはぜひご覧になってください。
まずは、1936年(昭和11年)の映画「東京ラプソディ」オープニング映像。歌手の藤山一郎さんが主演したミュージカル映画。なんともモダンでハイカラな作り。この時代の映像が残っているのはいいですね。
なんと、これのパロディを、タモリさんが「今夜は最高」でやっていました。1988年なんですが、そのパロディに藤山一郎さん自身が出演していまして、「死んだ藤山がよく歌っていた歌だ」などといってウケを取っているのです。1988年といえば、藤山さんは77歳、すっかり髪の毛もうすくて、わざとらしいヅラをつけています。こういうのができるとは…。Youtubeでは3つにわけてアップされています。Part3がそのパロディ。
さて、藤山さんは80代までお元気で映像もいろいろあります。珍しいのは、1970年、59歳当時のライブ。金色のアコーディオンでの弾き語り。藤山さんは戦時中に海軍嘱託(少佐待遇)として戦場を回っておられて、どこでも演奏できるようにかもしれませんが、イタリア製のアコーディオンを持ち歩いていたという逸話があり、それをしのばせる貴重な映像。
そして1980年、69歳での映像。このバージョンは最後アップテンポで引っ張るんですが、このアレンジもいいですね。
そして1992年、81歳、亡くなる1年半くらい前のNHKの藤山特集「幾多の丘を越えて」。この番組がきっかけで国民栄誉賞が決まったといわれていますが、工夫した歌い方で、執念を感じます。この番組、リアルタイムで見ておりました。間奏部分で戦前の映画の映像が挿入されていて、思わず姿を比べてハッとするわけです。
そして、国民栄誉賞授賞式でのアカペラ。こういう場合のNHKのナレーションは、必ず加賀美幸子エグゼクティブアナウンサー(理事待遇)でした。最後までアナウンスの現場で活躍された加賀美アナも2000年に定年退職。落ち着いた語り口が好きでした。
