太陽電池はパスします
太陽電池の企業をいろいろ見てきたわけですが、どうも投資したい会社がなく、ずっと見送ってきました。ここへ来て、電池のコストダウンで普及が進む、というようなニュースが出るようになって、投資対象からは完全に外そうという気になりました。たとえばこんなニュース。
IBM、低コストで変換効率の高い薄膜太陽電池を発表
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パソコンが普及したときのことを考えてみると、どんどんコストダウンが進んで、パソコンメーカーは安売り競争に陥り、もうからなくなりました。例外はデルコンピュータが株式公開してからの数年間で、これは大きく業績が伸びました。これは、当時としては斬新であった、在庫を抑えて、世界中で部品だけ確保しておいて、その場で組み立ててすぐ出荷するようなビジネスモデル「デルモデル」を他社に先駆けて確立したからで、他社もまねするようになってからはそれほど伸びなくなりました。
パソコン関係で儲かったのはOSを抑えたマイクロソフトと、「インテル入ってる」で寡占状態にできたインテル、そしてルーターで大きなシェアを取ったシスコくらいがかなり儲かりました。さらには、サーバーやJavaなど独特の商品に注力したサンなどがある程度伸びたというところでしょうか。
太陽電池でOSや、インテルチップに相当するようなものは何か。それはパネルをコストダウンして売る商売ではないはずです。パネルを売る会社はたぶん、薄利多売になって儲からない。太陽光を確保するためにお天気ミサイルを撃つ会社とか、電力会社に太陽光情報を提供する気象会社、パネルのクリーニング会社、太陽光パネルと警備システム、何かひとひねりしたもので圧倒的なシェアを持たないと。。。
太陽電池に必須な金属の資源会社というのも考えましたが、どのタイプの太陽電池が普及するかで必要な金属もかなり違うので、現時点で予測が難しい。
サラリーマンとして太陽電池開発の会社に勤めるなら話は別で、おそらく定年まで部署がなくなることはなく、会社が淘汰されることはあり得ますが、また別の仕事があるはず。サラリーマン向きの仕事で、投資家には向かない分野のような気がします。