モッシァレうチーズ

東京下町で働く58歳承知しました職人・銀蔵の旅日記

外食輸出—(9)

ここで少し考察してみると

厚労省の初任給調査では平成21年度のデータで、修士の初任給平均が23万円、大卒で約20万円、高卒の場合が16万円という数字が出ています。

すそ野をみていくと、修士で20万円、大卒で17万円、高卒で13万円くらいが低いほうのグラフの立ち上がり部分になっています。

中国をみると、大卒の初任給平均が上海3283元、全国平均で1010元。

問題は、中国元の価値をどの程度とみるかですが、よくつかわれるのはマクドナルドハンバーガーの価格が同じになるように換算するやり方。それを拡大して、牛丼(中)なども比べてみると、

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吉野家牛丼 中国で19元—–日本で380円

すき家牛丼 中国で13元—–日本で280円

松屋牛丼 中国で13元—日本で320円

ケンタッキー安いセット 中国で33元—–日本で550円

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吉野家だと1元20円、すき家だと1元22円、松屋だと1元25円、ケンタッキーだと1元17円。かなりばらつきありますが、これらの平均を出すと1元21円となります。ただし、これは品物やコストが同じという仮定が入ってしまうので、参考程度ですが。

で、為替相場は14円くらいで、ドルペッグによって不当に元が安いといわれている。

もし1元が21円相当だとすると、上海での大卒初任給3283元は68000円くらいになります。とすると、平均でみると日本の1/3くらい。中国がもう少し上がり、日本がもう少し下がると、日本の競争力が高まることになると思いますが、どのくらいでバランスするでしょうか…。10万円、というような数字が直感的に浮かぶのですが、最近の派遣切りなどの状況を考えると、平均はもう少し高くても、グラフのすそのほうが10万円くらいから立ち上がるようになる展開は十分あり得るように思えます。中国のほうはもっとすそが広いと思われるので、そう遠からず日本のグラフと中国のグラフがかぶってきそうな気がします。そこから、日本がどういう戦略をとるか…。

Category: 職人

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